2011年5月3日
もう一昨年になります。
実家に帰った帰りに、当時NHKの大河ドラマで盛り上がっていた米沢の上杉神社によりました。
上杉謙信公を祀ったこの神社。
私の実家のある酒田からは尋ねにくく、今まで行こうとも思いませんでした。
そこで私は一つの言葉に出会います。
「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」
by上杉鷹山
なーんか聞いたことあるなぁと思いました。
そりゃそうだ。小中学校どっちだったか定かではないが習ってるよ。しかも地元の有名人だし。
その当時は勉強嫌いな上に興味もなかったせいか、この言葉の意味を理解しようともしなかったんだねぇ。はずかしい・・・。
恥ずかしながら三十路半ばにしてとても心に響きました。
しかし三十路半ばで感じられてとてもほっとしました。
言葉には生命が宿る。時代を超えて生き続ける。
おそらく誰かのセリフだったかもしれません。でも、本当にそのとおりだと思います。
一つ一つ記憶してませんが、子供のころからいろんな人に言われ続けていたのだと思います。祖父や、祖母や、父や母や、恩師の方々に。
どうして今まで聞き流していた言葉がそのときは引っかかったのか?
私は、きっと無意識に欲していたのだと思います。
きっと、必要な時期にさしかかったのでしょう。
そう思うことにしました。どうしてかなんて、誰にもわからないのですから。
必要なものは、必要なときに目の前に現れる。
だから今は、今を全力で生きよう。
「為せば成る」で。
Categories:仁思ふ